【ハワイに恋するエッセイ】ゆめみるハワイ
こんにちは、えすです。
久しぶりの今日は、またずいぶん、毛色の違った本を。
ハワイに恋した小説家、よしもとばなな氏のエッセイです。
そう、ハワイが舞台のエッセイです。
この時点でわくわくしますね!!
私はもともとばななファンなので色眼鏡になってしまいますが、この方はとにかく世界の捉え方が素敵だと思ってます。
好きな作家のエッセイを読むと、その作者の小説ワールドをつくりあげてるエッセンスみたいなものがバッチリ散らばっていてすごく嬉しくなります。
あ、この雰囲気は現実の世界のこんな場所から生まれたものなのね〜てな具合で。
この作品も例に漏れず、よしもとばななワールドの構成要因はこれか!!と納得の一冊。
作者のハワイ関連の出来事をいろんな角度から綴ったエッセイなのですが、『サウスポイント』と『まぼろしハワイ』を読んでる方だと特にわかるかな。
参考までに↓
あの作品のあの場面は、正に作者の体験だったのだ、とかね、すごく追体験。
1番すごいと思うのは、私がおんなじ体験をしても決してこんな言葉たちを選んで表現することはできないだろうなってところ。
どうして、何の変哲もなさそうな、ただなんとなく素敵っていうぼんやりした幸福感から、そんなにいろいろな言葉で説明できるの?
小説家のなせる技でしょうか。
果たして男性が読んでも面白いのか
そんなわけで私はよしもとばなな好きなので、その空気感を堪能できるエッセイなんてさらに大好物ですが、どうも女性が好む傾向にある気がするんだなあ。
というのも、あんまりハッキリした物語の軸というか色?がないのです。
白黒はっきりつけるミステリのようなエンタメ性はないし、強いていうならグラデーション。
まあ、その辺も初期作品と最近の作品で比べると結構違ったりもするのでなんとも言えませんが←
まとまらなくなってきたのでここまで。
次は何読もうかな☆彡