中山七里はイッキ読みミステリー認定
こんにちは、えすです。
今日は自己啓発本をちょっとお休みして、今のところ個人的にハズレなしミステリー作家？さん。中山七里特集。(勝手に)
ネタバレなし感想です！！！
『魔女は甦る (幻冬舎文庫)』
特集なんて言いながら中山作品はまだ4冊め。
しかし、今のところすべて一気読みさせられてます。面白くて、止まらなくて…
何がひどいって、不気味さと不条理さと謎が解明される爽快感が絶妙なんです…
本作、「魔女は蘇る」は猟奇殺人の発生からスタートして、いかにも怪しい閉鎖された製薬会社の研究所を舞台に移しながら常に、不気味さと不穏な空気を孕んで進行。とにかく不気味。
そのわりに、結構いろんなところに伏線があって真相が明かされると結構スカッとする。
重要人物だと思ってた人が途中であっさり、いなくなったりしてちょっと悲しかったけどもそれが余計に不条理なこの話に味をくわえてる。
知ってると3倍楽しい再登場人物たち
さよならドビュッシーは除いて、殆どは事件×探偵役の刑事で進んでいくミステリー。
そして出てくる刑事さんたち、主役だったり脇役だったりしながらわりと固定メンバーなので中山作品を重ねて読んでる方だと余計にリピートしたくなる所以かと。
まだ読了本が少なすぎて、中山ワールド内の時系列と登場人物達が把握しきれてないんだけど、これ全部読んで整理したい欲にかられるね笑
今のところこれしかわからないから自分用に整理。
テミスの剣
主役 = 若かりし渡瀬警部。
脇役 = 高遠寺静(『静おばあちゃんにおまかせ (文春文庫)
とある事件から誤認逮捕と冤罪についての十字架を一生背負う
魔女は蘇る
主役 = 埼玉県警槇畑さん
脇役 = 渡瀬警部は切れ者上司、配属1年めの新人、古手川。
渡瀬警部の元部下で登場の宮條が、すごい濃い書かれ方だったからキーパーソンかと思ったんだけど…
連続殺人鬼カエル男
主役 = なんだか逞しくなった古手川
脇役 = 相変わらず絶妙な上司の渡瀬警部
わーちょっと覚えてる範囲ですら相関関係すごい！！笑
やっぱり全部読んで全部の関係洗い出したい気がしてきた！楽しそう！
読むだけでも面白いのにこんな楽しみ方まで加えてくれて中山先生ありがとうございました！←
