esuの本がある暮らし

本を読むって、面白いしためになるし、ほかの人にも伝えたい。だけど良さを伝えるのって難しい・・・少しでも読んだ本たちの魅力が伝わりますように。

『いま君に伝えたいお金の話』感想

えすです。

 

今日はこの本。

村上世彰いま君に伝えたいお金の話

少し感想を書いてみます。

 

 

いま君に伝えたいお金の話

いま君に伝えたいお金の話

 

 

 

 

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お金について知ってるつもりになってない?

 

 

一旦プライドを捨てて読んでみる

 

どういうことかと言いますと、

この本実は子ども向けなんですね。

 

小学校の中学年〜高学年くらいを想定してるのかな?

そもそも学校でお金の話を教えてくれないよね、という滑り出し。

 

お金の成り立ちや、存在意義の段階から丁寧に進む説明。

それこそ、物々交換の時代から貨幣が生まれてお金は物事の価値を図る指標になったのですよ〜という段階から。

 

この辺りまで読んで、ああっと思ったこと。

 

子ども向けと見せかけて、

お金について思考停止してる大人も含まれてるんだろうなあ…と察し。

 

想像ですが。

 

実際、今までお金そのものについて深く考えたことない人って結構いるんじゃないでしょうか?

 

少しずつ会社員の安定に不安を覚える人が増えて、最近の流れは「副業!投資!」となっているように思います。

それはいいのですが、「安全な」投資や副業に飛びつく前に前提となるお金の知識は大丈夫ですか??

 

私は正直大丈夫じゃないかもしれません。

 

少なくとも、もし小学生の子どもからお金について聞かれた場合、

この本に書いてあるようなことをスラスラ回答する自信はありません。。。

 

せっかくの機会、

知ってるし!という無駄なプライドは捨てて

まっさらな状態で読んでみました。

 

 

 

給料→貯金の無限ループは思い込みなのでは?

 

一旦子どもの気持ちで読んでみたところ、

自分の中のステレオタイプをまた一つ見つけました。

 

それは、頭で理解しているつもりでも

どこかで「貯金をしないと不安」という気待ちがあるのです。

 

本書の中で稼いだお金を貯めて増やす、要するに投資の考え方をレクチャーする章があります。

そこでは日本人全体で1800兆円の銀行預金がある、という引用が出てきます。

 

そして、銀行口座に貯め込んでいても増えないんだよ、と話は続くわけです。

そこまではわかります、

というか頭ではわかっています。

 

筆者はそこで投資という考え方を教えてくれるのですが(ここでいう投資は必ずしも金融商品のことを指してるわけではありませんが)

 

2割を貯金、1割を趣味、残りを投資へ、という推奨です。

 

さて、実際自分自身はそれを実行に移しているか。いえ、全くできていないのです。

 

まず、自分の中の現預金で持っていないと不安という思い込み。

そして、趣味に溶ける金額が明らかに多い…

 

将来へのお金の不安とはすなわち、

自分の収支を把握できていないこと、

いくら必要になるかとその金額をどう用立てるか管理できていないこと、

これが原因です。

 

少しでも、

このままで大丈夫かな?

お金のこと、そういえば勉強しないとまずいんじゃなかろうか…?

 

そう思う方は一度意図的に自分の思い込みをリセットしてこの本を読んでみることオススメします。