【稲盛和夫さんの考え方への賛否はおいといて】ベストセラー「働き方」を読んで
働くことについて、そもそも深く考えたことがない私
こんにちは、えすです。
まだまだ自己啓発書続きます。今日はこれ。
『図解 働き方: 「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 (単行本)』稲盛和夫著
本書で私の考える正しい「働き方」をおしえてあげたいのです。
働くことの意義を理解し、一生懸命に働くことで、「幸福な人生」を送ることができることを (p11)
経営者でありベストセラー作家の稲盛和夫さんですが、実は読んだことありませんでした。
(自己啓発本毛嫌いしてたゆえ)
生きた時代の違いでしょうか。
30.40代の経営者の方々が書いている自己啓発書とは内容が一味も二味も違う。
直近の読了本でいうと、
『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)』とか、
どうしても比較しちゃう。
これらの本で言われるのは(全部が全部同じじゃないけど)
→やりたいこと、自分のビジョンを持つこと
そのために必要なことならばどんどん新しいことに挑戦するべき
一方、
稲盛和夫 さんの教えでは、
→今、自分に与えられた仕事に全力を捧げることが幸せな人生への第一歩となる
どっちが正しい論は意味がないですが、
経営者でもこれだけ考え方が違うのだなと思わされます。
共通しているのは「努力すること」
本書の内容は、冒頭の引用にほとんど集約されている。それは「つべこべ言わず、とにかく目の前の仕事を必死でやること」
必死で働くと、結果として人生が好転し始めるとのこと。
…………決して、間違ってるとは思わないしむしろ正論。
だけど私も「最近の若い人」なので、
わかりました!明日から心を入れ替えて私を拾ってくれた会社の仕事に全力を捧げます‼︎とは言えない…
「時代」は無視できない
今の自分の仕事に、もっと前向きに、できれば無我夢中になるまで打ち込んでみてください。そうすれば必ず、苦難や挫折を克服することができるばかりか、想像もしなかったような、新しい未来が開けてくるはずです。(p16)
ところで私は「最近の若い人は・・・」と言われることが嫌いです。
嫌いというか、初めから諦められてるような馬鹿にされてるような、なんともいえない悲しい気分になるのです。
そりゃあ、稲盛和夫さんは経営者といはいえ戦争を経験している年齢の方ですから、80代の方から見れば20代も30代も40代も「最近の若い人」です。
上記の引用個所も、おそらくその通りなんだと思います。
仕事をしていて苦しくないことなんてないでしょうし、その度に逃げ出すわけにもいかないし、なんなら仕事は人生の大部分。その仕事を充実させるにも、まずは真剣に取り組みなさい、って本当にその通りですよ。私ですらそう思える。
ただし、その「真剣に取り組む」努力の方向は本当に「今目の前にある仕事」でいいの???????
と思わずにいられない最近の若い人です。
いつの時代も変わらないことはあるだろうけど、同じくらい時代に合わせて変わっていくこともあると思っているのですね。
それを踏まえて、仕事が過酷でもとにかく目の前のことに一生懸命取り組めば人生はいつの間にか好転する!!!
というのはどうしても今の時代の万能薬にはならないだろうな。と思ったのでした。
いろんな考え方に触れるとはこういうことか。