【否定するのは簡単だけどそれだけじゃ何も変わらない】金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
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クワドラントという概念にまず馴染む
先日、かの有名な『金持ち父さん貧乏父さん』を読んだ流れで続編?のような本作を読んでみました。
なんと読み終わるのに3週間(笑)。
我ながら時間かかりすぎ。
そんな本作、あらすじはコチラ。
- 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/06/27
- メディア: 単行本
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本書は、2001年11月発売後ミリオン・セラーになった『金持ち父さん 貧乏父さん』の第2弾、第一作で書かれた基本的な「お金についての考え方」をさらに掘り下げて、「いまの激動する世界をどう生きたら安全なのか」「どうやったら経済的自由を手にすることができるのか」を教えてくれます。
『金持ち父さん 貧乏父さん』のさらに先、どんなアクションをとるか、どんな考え方をすればよいのか、について知りたい全ての人に応える1冊です。(amazon商品ページより)
今作で、まず初めに理解すべきは著者の提唱する「キャッシュフロークワドラント」という考え方ですね。
世の中の経済活動をしている人間は全て、E(従業員)/S(個人事業主)/B(ビジネスオーナー)/I(投資家)の4つに分かれる・・というのが概要。
そして「経済的自由」を手に入れるためにはB(ビジネスオーナー)かI(投資家)が最も適しているとのこと。前半で各クワドラントに触れ、だんだんとBとIに焦点を絞った論調になっていく流れ。
正直、「経済的自由」とか聞くと、ビジネスの勧誘を思い出して
げげっと思うのですが我慢して読みました←
そうしたら、これもまた変化に対する恐怖の一部だなーと思えました。
そう、前作を読んで考えたこと。
大多数の人と違う稼ぎ方をしている人を闇雲に胡散臭く思うのは違うよね、
ネットワークビジネスやら情報商材やら自分の都合で押し付けてくる一部の人を正しく見極めて避けないと。
自分の知らないこと、失敗するのでは?という恐怖をすべて
「サラリーマン以外の働き方」に押し付けてしまうのは今の時代、少しもったいないんじゃないかなとか生意気にも考えてみたり。
というわけで、まずは自分は「E従業員」のクワドラントだなあ、とか
将来どのクワドラントにいたら充実した人生が送れるんだろうとか考えながら進む。
まっ本書を読み進める以上は、B(オーナー)になりI(投資家)を目指す将来を前提になっていくのですが。
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先は長い、千里の道もヨチヨチ歩きから
本文中に出てきますが、投資家として成功してBやIからの収入だけで暮らしていくなんて一朝一夕でできることじゃないですね。当たり前だ。
(そんなことできたらみんなそうするよ)
実際には、そういった経済的自由を手にした人々はほぼ例外なく何かしらかの大失敗や挫折を経ているとのこと。(著者であるロバート・キヨサキは妻とともにホームレスになったそう)
そこから何を学びどう盛り返すかが重要。
そしてその境地に向かって足を踏み出す時、ヨチヨチ歩きでいいからとにかく「行動しなければはじまらない」
もっともな話ですね。
突然不労所得を生み出すことは無理でも、小さな行動でいいから何かすることで先へつながる可能性が初めて出てくるわけです。
この本、300ページ超あるんですがかなり同じような話があちこち行ったり来たりします。翻訳ものだからなのかなんなのか、個人的に読み物としては正直かなり読みづらい(苦笑)
書いてあることも、まるまる鵜呑みにするんじゃなくて
ああ、こういう風に考えるのことができるんだなーという一つの視点を教えてもらうイメージで読みました。
サラリーマンでも個人事業主でもオーナーでも本人が満足した生き方ならなんだっていいんだろうけどね。「経済的自由」とかちょっと胡散臭いんじゃない?って人にこそ読んでほしい一冊。
1回我慢して読むと、結構見方がかわったりしちゃうかも。